自然の営みを通して環境を守る人や団体を取材します

2009年10月放送の番組のご紹介

10月29日放送『分別戦隊エコレンジャー』

尾道駅前で行われた
「環境まつりin おのみち」。
会場では、自転車をこいで発電したり
環境問題を体感できるブースが
並んでいました。

併設された飲食ブースでは、使用された容器も会場内のごみステーションで
フィルムを剥がして回収。
資源としてリサイクルするために細かく分別が行われていました。

この「ごみ分別」をテーマにしたヒーローが尾道では子供達の人気を集めているんです。
ゴミを分別しないで捨てる怪人たちと戦う
『分別戦隊エコレンジャー』。

エコレンジャーが誕生したきっかけは子どもたちにもゴミの分別に関心を持ってもらうためわかりやすく説明していきたいという思いにありました。
完全手作りのDVDを作成し、市内の図書館や清掃事務所で貸し出すことにしたのがはじまりです。

今では、各地のお祭りなどでショーを開催し、分別への意識を高める活動を展開するまでになりました。


尾道市内を走るゴミ回収車にもエコレンジャーのステッカーが貼られ分別をPR。
実際の分別はどのように行われているのでしょうか。

尾道市では地区毎に資源物の回収所を設けていていつでもそこに持ってくることができます。
そして月に一度業者によって回収されているのです。回収所の清掃は住民の方が順番で担当しています。

15年前からゴミ分別の取り組みを
続けている尾道市。
子ども達にとってもゴミ分別は身近になってきています。


保護者のみなさんにも『キャラクターで教えてもらえることで身近に感じられる』と好評でした。

将来を担う子ども達がゴミ分別に興味を持てるようスタートした『分別戦隊 エコレンジャー』の活動。
尾道はゴミを分別し資源にすることができる町へと変化を続けています。

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10月22日放送『森の声を聞こう森の声を聞こう』

廿日市市にある津田小学校。
自然に囲まれのどかな佇まいなのですが…
6年生の担任、田村先生にはある悩みがありました。

身近にある山に今の子どもたちはほとんど入っていかないというのです。


子どもたちに聞いてみても学校から帰宅するともっぱらゲームに熱中という答えが・・・

その悩みに答えたのが地球派宣言・出前授業。
講師として植物のスペシャリスト・和田秀次さんを招いての開催です。

授業当日―
今回のテーマ『森の声を聞こう』を確認して学校の裏山に移動。
身近な森の中にはどんな驚きがあるのでしょうか?


まずは、森を見つめるための準備運動
木の葉でカルタ取り。
和田さんが取り出す葉っぱと同じモノを
見つけます。

同じように見えても少し違う…
山には沢山の種類の木があることを
学びました。
次は各班で森の中で木の葉を集めます。

ただ集めるだけではないんです。
森の木は『三階建て』。
高いところに生えていたのか、真ん中ぐらいの高さか、低いところなのか?
3つの高さに分けて収集していきます。
実際、足を踏み入れてみると森の木の生え方が違うことがわかります。
子どもたちもイキイキと活動してくれました。


こんなに豊かな森はどのように人の暮らしに関わってきたのか?
そして、どんな役割を持っているのか?
山の所有者・安部さんのお話や実験を通して 子どもたちは身近な山のことを知ることができました。

でも、これはまだまだ入り口。
この先子どもたちがこの自然をどのように守っていかなければならないか?
そのためには何をすれば良いのか?
関心をもって山を見つめ、自然を大切に思う気持ちを育てていってほしいものです。

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10月15日放送『1日だけの自然史博物館』

10月11日、広島市のアステールプラザに
「1日だけの博物館」がオープンしました。
その目玉となったクジラの化石!

このクジラのことなら庄原市に住む大澤さんが詳しいと聞いて岡リポーターはさっそく庄原市へ。
このあたりで色々な化石がでている?
そうですね、この辺りで1600万年前の
たくさんの化石が出てきています。
大澤さんは化石愛好家の集まり「庄原化石集談会」の事務局長を務めています。


案内された場所にはなんと化石博物館がありました。
ここには、集談会のメンバーが集めた2000点もの化石が展示されているのです。

すぐ近くにはこれらの化石が発掘された1600万年前の地層が現れた場所があるとか。

岡リポーターもすぐに貝の化石を発見!ここはやっぱり海だったんだと実感!


この場所では昭和55年、6体分のクジラの化石が発見されました。
そして「庄原化石集談会」でも4年前、6mにも及ぶ大きな化石を見つけることに
成功したのです。

このように時間をかけて発掘しきれいにされた化石ですが、県内に自然史博物館がないため大勢の人に見てもらえる機会は少ないのが現状です。

そうした常設の自然史博物館をつくろうと
活動を続けているグループが年に一度「出前博物館」として広島市内などで1日だけの自然史博物館を開催しているのです。


岡山や島根の博物館からの展示と一緒に 集談会の発掘したクジラの化石標本も展示され、注目を集めていました。
自然環境の急激な変化で絶滅した1600万年前のクジラ・・・
その化石が私たちに語りかけてくるものがあるはず―

一片の化石から過去を学び、過去を知る事で、今後、 私たちが守らなければならない環境のありかたを考えるきっかけにしたいものです。

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10月8日放送『本当にエコなエコバッグ』

レジ袋有料化とともにすっかり定着したエコバッグ。
でも『一つじゃ足りない』という声も。
2つ目3つめを選ぶなら本当にエコなエコバッグを選びませんか?

基本はやっぱり3R。
リデュース・リユース・リサイクルです。持っているエコバッグや風呂敷を長く大切に使うこと。
そしてレジ袋や景品のエコバッグをもらわないことで資源の削減、リデュース。


そして3つめはリサイクル。
これは、あるものを再生して使うということ。
環境カウンセラーの狩野(かのう)美紀子(みきこ)さんは約15年前からエコバッグを手作りしているという達人です。
今回は壊れた傘で作るエコバッグの作り方を狩野さんに教えていただきました。

1.糸をって布を外す。
先端部分は回してとるか、布地を丸く切ればOKです。

2.布地を半分に折り、
傘の先端に当たる部分を
2回折り返して縫います。
ここがバッグの底になります。


3.周囲を一つ折にしてぐるりと縫います。
手縫いでも簡単。
ゴムくちを2~3cmあけておきましょう。

4.そこからゴムを通して好みの持ち手をバランスよく縫いつければ出来上がり!
軽くて丈夫、洗たくできて濡れてもOKのスグレモノです。

もしも新しくエコバッグを買うとしたら
石油製品でない自然素材のものが
よりエコ。
通気性や温度調整に優れた
『ジュート』を使ったバッグはいかがですか?
昔から農作物の保存や、土のう袋として使われるほど大変丈夫で耐久性のある繊維です。

光合成が旺盛なジュートは二酸化炭素の吸収力が通常の植物と比べて5~6倍あり、燃やしても有害な物質を出さないという特性を持っています。

皆さんにとっての本当にエコなエコバッグを是非見つけてください。
取材先【ナチュラルスタイルハーモニー】木村英隆さん/古田梨乃店長
中区幟町12-5 082-222-1205

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10月1日放送『ケニア報告(2)ケニアに緑を~』

深い森林に覆われたアバーディア国立公園。
とかく広大なサバンナをイメージしがちなケニアにあっては独特の自然を持っている場所です。

この公園周辺の町では名産の紅茶やコーヒーの栽培が盛んです。
豊かな緑は まさに豊かな水の恩恵。
ケニア山のふもとに位置するこの一帯はケニアの水源と呼ばれています。

アバーディア国立公園を管理する『ケニア野生生物公社』のボランティアとして活動する青木倫子さん。市民に向けての『環境教育』を担当しています。
この日は週末。同僚と一緒に国立公園を案内する『ゲームドライブ』の日です。野生動物の姿を 安い料金で間近に見てもらおうという狙いです。

国が徹底管理する国立公園は実はケニア人にとっては遠い存在。
子どもも大人もはじめて見る野生の世界にわくわくしています。

象がいたようです。
近くて遠い自分たちの国の宝。
その自然の素晴らしさに触れ大満足のゲームドライブになりました。

こうした活動ともうひとつ。
青木さんは大きなテーマに取り組んでいます。それは、植林活動の大切さを知ってもらうこと。
ケニアでは近年、森林面積の大幅な減少が深刻な問題です。

その最大の理由は『人の手による伐採』。
この国の家庭用燃料はそのほとんどを薪や炭に頼っています。
反面、それを補う植林はなかなか進まず
木は減る一方なのです。

青木さんが派遣されているKWSでは
環境保全のための環境教育に
取り組んでいます。
この日は小学校へ出向いて行う巡回授業の日。
環境教育のスタッフふたりと一緒に出かけます。
この日訪問した学校にはおよそ350人の子どもたちが通っています。

青木さんたちがやってきたのは低学年のクラス。今日はこの子たちに森の大切さを教えます。
青木さんは『口で教えるだけでは理解できないので木を植えるプログラムを組んでみたり実行する活動を取り入れていきたい。』と話します。

植樹がはじまりました。
暮らしを維持するためになぜ木を植えることが必要なのか?
小さな苗木には、巡回授業のメッセージが込められているのです。

まだ走り始めたばかりの環境教育―
一朝一夕に成果が現れるものではありませんが 人々の意識にその大切さを植えつけることが 今のケニアでは何より必要なのです。

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