Jステーション|地球派宣言

自然の営みを通して環境を守る人や団体を取材します。
これまでに放送された特別番組などはこちら。→【地球派のあゆみ】

7月放送の番組のご紹介

毎週木曜日午後5時41分から5時49分まで放送  

7月15日放送

 

【芦田川をきれいに。若者バンドの活動〜続編】

福山市の芦田川の清掃活動を月に1度行っているバンド

「矢印→」のメンバーを久しぶりに訪ねました。

9月4日にリバーサイドグルーブというイベントを開き、


そこでの協賛金や収益金の一部を芦田川環境センターに寄贈することが決まったとのこと。

この日の清掃活動でも、バイクの部品など、いろんなゴミが回収されましたが、


メンバーによると、以前よりもゴミはかなり少なくなってきたそうです。

メンバーたちは

生活排水を少なくすることが

大事だと話します。

国土交通省の施設「芦田川見る見る館」では、

川の水質を測定する「パックテスト」を体験することができます。

100CCの水に砂糖を小さじ半分入れるだけで、

メダカなど魚は棲めない水になってしまうのだそうです。

9月のイベントでは、出店で使う容器にもひと工夫。

上のフィルムをはがすだけで再利用できるエコなトレーを使います。

「芦田川の環境について考えるきっかけになれば」と話すメンバーたち。

矢印→を中心とした若者たちの活動は、どんどん輪を広げ、芦田川の環境改善にむけ前進しています。

7月8日放送

 

磯の生き物を調査しよう!

「宮島の磯・生き物調査団」の
皆さんは、
10年前から瀬戸内海の磯や干潟の生き物観察を行っていて、

取材したこの日は、
江田島市大柿で観察会をしていました。
ここ大柿は、淡水と海水が混じり合った水がある区域で、特殊な生物がいるのだそう。

まず見つけたのは、ハクセンシオマネキ。白く大きなハサミを体の横から大きく振る様子が扇を振って潮を招いているように見えることから、名づけられたそうです。
「コンクリートで固められると貴重な生物がいなくなってしまう。

現時点の生物の状況をデータとして残すことで、これ以上減らさないようにしていきたい」と、調査団の金山団長。
続いては、海がどれだけキレイかを調べることに。

瀬戸内海から姿を消しつつありながら、最近少しずつ増加してきた「ケガキ」。
ケガキは「指標生物」といって、
海のキレイさをそこにいる生き物や海草で評価する指針となる生物のひとつで、
ここはとてもキレイな場所ということになります。
ケガキのほかにも、
たくさんの指標生物を
見つけることができました。
観察をする時は、
素手で触らない、
石を裏返したら元に戻す、
自然を壊さないことがルールです。
生き物から見る海の美しさと、瀬戸内海に残る貴重な自然。

さまざまな生き物がいる環境を大切にしたいですね。

7月1日放送


竹のお酒で放置竹林を整備】

みなさん、この竹に入っているお酒のことをご存知でしょうか?

どこからお酒を入れたか分からない不思議な竹酒。

このお酒が放置竹林を解消に役立っている
・・・ということなのですが・・・

近年、竹林の放置による里山の被害が全国的に問題になっていますが、
市の木が「竹」である竹原市で放置竹林の改善に取り組んでいる、
NPOネットワーク竹原の佐渡さんを訪ねました。

竹は数週間で成長するため、
2〜3年放置しておくだけで、
あっという間に光の差し込まない竹林に
なってしまうのだそうです。

また、竹の根は浅く保水力も少ないため、
竹林は土砂崩れを起こす危険も
高いのです。

こうした放置竹林の改善に役立つのが、
竹酒。

竹原市の「前川酒店」には、2種類の竹酒がありました。
まずは、どこから入れたかわからない「ふしぎな竹酒」。

こちらは備後地方で伐採された竹に竹原の地酒を入れたもので、容器の製造者は年間放置竹林から5千本ほどの竹を伐採しているのだそう。

2つ目は、「たけはら竹包み」。

瓶詰のお酒の緩衝材に、竹原市内の竹林から切り出した青竹を使っています。

どちらも売り上げの一部が竹林整備に使用されるそうです。

佐渡さんたちNPOのメンバーは、
秋に、数百本の竹を間伐し、
竹の箸や竹細工・楽器 なども製作し、
竹の有効利用をしています。

竹のアイデア商品が放置竹林の環境整備につながる。

様々なアイデアで人も環境も元気になればいいですね。