【一言コメント】
福山市に新しいホロコースト記念館がオープンしました。ぜひ一度、お出かけを。今日の「イチオシ」です。
新ホロコースト記念館が開館
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建て替えを進めていた新しいホロコースト記念館(大塚信館長)が2日、福山市御幸町中津原に開館した。ナチスから追われたアンネ・フランクが隠れた部屋を常設展示として世界で初めて再現、欧州以外で複製が初めて認められたアンネの日記など貴重な資料計270点を紹介している。36年前に大塚館長がアンネの父のオットー・フランクさんと知り合って以来育んできた「平和への思い」が息づく同館は新たなスタートを切った。(広津興一)
95年にホロコーストをテーマにした資料館として日本で初めて誕生した旧館にはこれまで約8万人が来館。手狭になり、新館を建設した。鉄骨2階建てで、旧館の約5倍の延べ床面積約800平方メートル。1階はライブラリーや150人を収容できるホールがあり、2階が展示室になっている。
館のスタッフがオランダにあるアンネの隠れ家を訪ねて撮影した写真などを基に忠実に再現しているほか、紙質やインク、黄ばみまで本物そっくりに複製された日記、千分の1大のアウシュビッツ・ビルケナウ収容所のジオラマなどを展示。子どもたちが見やすい高さに配慮されている。
この日は午前10時半に開館。大塚館長は来館者を前に「新しい世紀を開く子どもたちを育てるセンターとしてオープンしました。一部屋一部屋、一枚一枚の写真と対話してください。すべての人の心にある平和への思いが呼び覚まされ、平和が作り出されていくことを確信しています」と語った。
早速、午前中に来館した近くの千田西保育所の年長組の園児44人はスタッフの説明を聞きながら、アンネの日記や収容所のジオラマを食い入るように見つめていた。
読書サークルの仲間とともに訪れた同市神辺町の主婦諏原洋子さん(59)は「アンネの日記を読んだが、なかなか部屋のイメージがつかめなかった。再現された部屋を見て、アンネの置かれていた状況が分かった」と話していた。
入場無料。開館時間は午前10時半~午後4時半。休館日は日、月、祝日。問い合わせは同館(084・955・8001)へ。