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【一言コメント】

広島の被爆者や市民らが、北海道夕張市の中学生を来夏の「平和記念式」に招こうと、募金活動を始めました。今日の「イチオシ」です。


財政破綻の夕張市の中学生を広島に招こう 市民らが募金活動

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中学生広島派遣(1030).jpg
 財政破綻のあおりで「中学生広島派遣事業」が中止となった北海道夕張市の中学生を来年夏の平和記念式に招こうと、広島市の被爆者や市民の有志が今月から募金活動を始めた。「被爆地に最も遠い北海道の若者たちが『ヒロシマの心』を学ぶ機会を市民の手で復活させたい」として、協力を呼びかけている。(武田肇)
 夕張市によると、中学生派遣事業は「核兵器廃絶平和都市」を宣言する同市が1994年に補助金を設けて始まった。市内の中学生2~5人を毎年8月6日の平和記念式にあわせて広島市に派遣。3泊4日で、平和記念資料館や宮島を見学したり、被爆者の証言を聞いたりし、夕張に帰ってからは市内の小学生も招いた集会で体験を報告してきた。「夕張の若い世代が核兵器の恐ろしさと平和の大切さを学ぶ大事な橋渡し役を果たしてきた」(夕張市学校教育課)という。
 しかし、市が財政再建団体になった今年、40万円の補助金がゼロとなり、派遣は中止された。
 「せっかく思いをもって広島に来てくれるのに、もったいない」。そんな思いで立ち上がったのは夕張市の中学生が平和記念公園を訪れた際、被爆体験を語ってきた豊永恵三郎さん(71)=広島市安芸区。同様に夕張市の中学生に体験を話してきた沼田鈴子さん(84)=広島市南区=らに呼びかけ、被爆体験継承活動に取り組む広島YWCA(同市中区)が受け入れ団体になることが決まった。今後、滞在中に中学生の案内役を務める若者らを交えた実行委員会をつくる。
 目標額は夕張市内の中学校4校から少なくとも1人ずつの交通費や宿泊費などをまかなえる50万円。「募金が多く集まれば広島を訪れる中学生を増やすことができる」という。
 これに対し、夕張市の石原秀二・学校教育課長は「財政難でも子どもたちが平和を学ぶ機会は確保したいと頭を悩ませていた。非常にありがたく、感謝しています」と話している。
 募金は一口千円。郵便振替(01330・7・7528 広島YWCA 夕張)で受け付ける。問い合わせは広島YWCA(082・241・5313)。


写真は、昨年8月、平和記念公園を訪れた夕張市の中学生ら。被爆者の豊永恵三郎さん(前列中央)から被爆証言を聞いた=豊永さん提供、広島市中区で

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